ドラマや映画で本当によく出てくる「Literally」 、本来の文字通りという意味に加え、
スラングとして色々な使われ方をする単語です。
その使われ方には賛否両論あり、映画やドラマ、カリフォルニア女子の喋り方を真似する動画で
よくネタにされているので聞いたことある方も多いかと思います。
今回は、実際にドラマで使われていた例を元に、主にスラングとしてのliterally の使い方を
ご紹介していきたいと思います!
Let’s get started♪
Literallyの使い方

Literally
「文字通りに」という意味の副詞です。
スラングでは本来の意味の「文字通り」から転じて、「マジで」、「本当に~」や、強調する時に使います。
He broke his promises literally 100 times.
直訳すると、「彼は約束を、文字通り100回破った。」ですが、本当に100回数えていたというわけではなく、
多くの場合は、「彼はあまりにも多くの嘘をついた。」という意味になります。
(中には本当に100回数えていたパターンもあるかと思いますが。)
大人気シットコムの 「How I Met Your Mother ママと恋に落ちるまで 」でも、
「literally」の使い方についてキャラクター同士の言い争いがあってとても面白かったです。(シーズン3 エピソード8)
That literally blew my mind.
直訳すると、「それはわたしの心を吹き飛ばした。」
ドラマ内では、「マジですごかった。」というような文脈で使われています。
ただし、文法的に正しい使い方ではないので、ネイティブの中でも気にする人もいるようです。
Literallyを強調で使ったことに対して、別のキャラクターが突っ込んでいるシーンがあって面白かったです笑
ドラマでの使われ方

実際にドラマでは下記のやりとりがされていました。
ロビン:That literally blew my mind.
文字通り心が吹き飛んだよ。
テッド:Figuratively. 比喩だろ。
blow someone’s mind は、
圧倒する、感動するなどの心が動かされるということを表す時に使うフレーズです。
ただ、文字通り「吹き飛ばす」ということではないので、本来「literally」ではないですが
このように強調する意味で使われることがあります。
Literallyの対義語
Literallyの対義語は、Figuratively 「比喩的に」です。
先ほどの、That blew my mind. 心が吹き飛んだ。は、本来比喩として使っているのでFigurativelyです。
Figurativelyの用法なのにあえてLiterallyを使っている例をもう一つご紹介します。
I haven’t been there in literally a thousand years.
わたしはそこに1000年行っていません。
実際に1000年生きている人は今のところいないので、
文字通りなわけありませんよね。
ただ、ながーい間行っていないということを強調しています。
まとめ

比喩的に使う「literally」の用法は賛否両論あり、この誤った用法をよく思わないネイティブの方もたくさんいらっしゃいます。
日本でもよくある、若者言葉の賛否みたいなものなので、多用するのは避けた方が無難です。
ドラマでも、おバカキャラが使って、それをネタに笑をとるようなイメージです。
ただ、友達同士だけで使う場面などでは、本当に強調したい時にたまに使ってみてもいいかなと思います。
See you soon!