こんばんは!ユキです😆
時制の一致は英語特有の概念で日本人には馴染みがないので、
ちょっと不自然に感じるかと思います。
主節の時制が過去形なら、後続節の時制も過去になるというルールです。
間違えても意味が全く通じなくなるということはありませんが、テストなどではよく問われる問題です。
早速例を見ていきましょう!
Let’s get started♪
時制の一致のルール
主節が過去形なら後続説も過去形
時制の一致は主に、間接話法(Reported Speech, Indirect speech)で使われます。
「彼が〜と言っていた。」や、「わたしは〜だと思った。」で使います。
間接話法は、誰かが言っていた言葉をそのまま伝える直接話法と違い、自分の言葉(視点)に置き換えて
話す方法です。
~と言っていた
誰かの言葉を、間接話法で伝えるときは下記のようになります。
Sheldon said Leonard loved Penny.
シェルドンは、レナードはペニーのことを愛していると言った。
一見、「レナードはペニーを愛していたと言った。」という過去形の意味に思えますが、
実際にはレナードがペニーを愛しているのは、その会話が行われた時点では現在形の話です。
上記の文を例にすると、この会話が行われた時レナードが言っていたのは
「I love penny.」となり、現在形です。
これをシェルドンが他人に伝えるとき過去形となるのは時制の一致によるものです。
この文の主節が、「 Sheldon said 」という過去形になるので、その後続節も
過去形に変化したということです。
~だと思った
自分が〜だと思ったというのを人に伝える時は下記のようになります。
I thought Amy was the love of my life.
わたしは、エイミーが最愛の人だと思った。
こちらも、「わたしはエイミーが最愛の人だと思っていた。」という過去形の意味ではなく、
過去のある時点で、「エイミーを最愛の人だと思った。」という現在形の文章です。
主節 「I thought 」に引きずられ、従属節が過去形になっています。
過去よりもっと過去を表す場合
主節(過去)の時点で、それよりも過去のことを言いたい場合には過去完了形(had + 過去分詞)で表します。
Howard said he had lied to Bernadette.
ハワードは、バーナデットに嘘をついたと言っていた。
I thought Raj had taken the position.
わたしは、ラージがその地位に就いたと思った。
従属節に助動詞を含む場合
従属節に助動詞が使われている場合には、動詞ではなく、助動詞が過去形になります。
Bernadette said she would keep her word.
バーナデットは約束を守ると言っていた。
※keep ___ word 約束を守る。
助動詞の過去形の例
助動詞 | 過去形 |
can | could |
will | would |
may | might |
should | なし |
must | なし |
※ 過去形がない助動詞の場合、変化させる必要はありません。
時制の一致の例外
次のパターンの場合、時制の一致は起こりません。
■現在完了形
現在完了形が表すのは、あくまでも現在の状況です。
なので時制の一致は起こりません。
I’ve always thought she is attractive.
わたしはいつも彼女は魅力的だと思っています。
■現時点でも変わらない事実
対象となっている事実が今でもそうであるという場合、時制の一致は起きません。
Sheldon said all scientists dream of winning the Nobel Prize.
シェルドンは、全ての科学者はノーベル賞を夢見ていると言った。
このように、一般的であることを表す場合には時制の一致の範囲外となります。