こんばんは!ユキです😆
今回で関係詞関連が一段落します。
制限用法と非制限用法の違いです。
あまり馴染みがない文法用語ですよね。
制限用法は、これまでにお話してきたカンマなしの関係詞の文、
非制限用法はカンマをつけて情報を追加するという使い方です。
早速使い方を見ていきましょう!
Let’s get started♪
前回までの記事はこちら → 関係代名詞 who, whom, whose
制限用法
今まで使ってきた、よく見る関係詞節(コンマなし)です。
先行詞に、関係詞によって説明を加えています。これによって先行詞が、他の数あるものの中から、
どのようなものであるかを限定して、制限しています。
このことから、制限用法と呼ばれます。
The boy who lives in this house is my boy friend. この家に住んでいる少年はわたしの彼氏です。
この使い方では、先行詞「the boy」がどういった少年であるかを、後続節が説明しています。
これにより、どの「少年」かを限定しています。
非制限用法
非制限用法では、関係詞によって先行詞を限定、制限する方法ではありません。
すでに、限定された「人やもの」に対して使うため、関係詞節でどの「人やもの」かを
限定する必要がありません。
コンマによって、単に情報を付け加えるという方法です。
このことから「非制限用法」と呼ばれます。
固有名詞や、一つの文に情報を付け加えたい時に、カンマで区切ることによって文に更に情報を追加します。
Joy, who is an actor, lives in NY. 役者のジョーイはニューヨークに住んでいる。
↑この文で一番伝えたいことは、Joy lives in NY. 「ジョーイはニューヨークに住んでいる。」になります。
しかし、話し手が伝えたい情報が不十分であると考えた場合には、Joyという固有名詞に情報を追加するために、
カンマで区切って情報を追加します。
Rachel and Ross stayed at the hotel, which their friends recommended to them.
レイチェルとロスは、彼らの友達が勧めたホテルに滞在した。
↑Rachel and Ross stayed at the hotel. という文に、どういったホテルだったかという情報を付け加えています。
制限用法と非制限用法のイメージの違い
- (制限用法)I have a rabbit which my mother gave me. わたしには母からもらったうさぎがいます。
- (非制限用法)I have a rabbit, which my mother gave me.
1.(制限用法)の場合、「母からもらったうさぎがいる。」という意味には、複数のうさぎの中に、ある特定のうさぎがいて、そのうさぎは母からもらったものだ。というイメージです。この場合、それ以外にもうさぎがいて、それとは区別していると考えます。
2.(非制限用法)の場合、カンマで区切っていることから、話し手が一番言いたいことは、
「わたしには一羽のうさぎがいる。」ということです。
一羽のうさぎだといっているので、それ以外にうさぎはいなく、カンマ以降はそのうさぎについての補足説明ということになります。
文にすると、カンマの有無でどちらの意味なのか判別できますが、
会話では、カンマをおくはずのところで一息入れて発音するなどの工夫が必要です。
非制限用法でやってはいけないこと
・関係詞にthatを使うこと
・関係詞を省略すること
I have a rabbit, that my mother gave me.
I have a rabbit, (省略) my mother gave me.
上記のように表すことはできません。
非制限用法を使う場合、本来省略できるはずの目的格の関係詞も省略することはできないので
注意が必要です。
まとめ
複雑な文法用語で考えるととてもわかりにくいですよね。
しかし、制限用法は、数多くあるものの中のどれかを限定し、
非制限用法は、どれかわかっているものに対して単に情報を追加しているだけということになります。
日本語でも、「この前そのホテルに泊まってね、あ、みんなが勧めてくれたところね。」というように
はじめに文を言い切った後に、補足情報を後ろから付け加えることはよくあると思います。
また、「友達がね、その子はハーフなんだけどね、留学するんだって。」のように、
間に情報を付け加えながら話すこともよくありますね!
非制限用法はこういう時に使うイメージです。日本語で考えてみるとそんなに難しくないかんじもしてきますね!
使う場面をイメージして覚えていけるといいかなと思います😆
See you soon!